転職を考える人

「営業は転職しやすい」って聞いたけど…本当?

未経験からでもやっていけるのかな?

こうした悩みを抱えている方もいるでしょう。結論からお伝えすると、営業職は未経験からでも非常に転職しやすい職種です。本記事では営業職への転職を検討している方に向けて、下記の内容を詳しく解説していきます。

この記事でわかること
  • 営業職は経験がなくても転職できる仕事だとわかる
  • なぜ営業職は転職しやすいと言われているのかがわかる
  • 転職をうまく進めるために大切なポイントがわかる
  • もし営業職が合わなくてもやり直しがきく理由がわかる

私、田中は元・メーカーの飛び込み営業を経験したライターです。現在は育児に奮闘しながら、転職や仕事選びについて発信しています。

接客・販売から営業、店舗運営まで、現場経験を重ねてきました。転職を繰り返したからこそわかる「仕事選びのコツ」や「営業のあれこれ」をお伝えします。

これまでの経歴
  • 保険販売
  • メーカー営業(新規開拓)
  • 飲食店 店舗責任者
  • パチンコ店 店舗運営

営業職は転職しやすいのは事実!未経験でも失敗しにくい【3つの理由】

営業は他業種から比べても転職しやすく、未経験でも失敗しにくい仕事です。実際、転職市場では営業職の求人は一定数以上あり、学歴や職歴よりも「これから伸びるかどうか」を重視する企業が少なくありません。

その背景には、

  • 営業は他職種より求人数が圧倒的に多く未経験の採用枠が広いから
  • 専門スキルより「ポテンシャル」「人柄」が評価されるから
  • 教育体制が整っている企業が多く異業種からも挑戦しやすいから

詳しく理由を見ていきましょう。

営業職は他職種より求人数が圧倒的に多く未経験の採用枠が広いから

営業職は、未経験者の採用枠が広い傾向にあります。多くの業界、企業に必要な役割であり、慢性的な人手不足が続いています。

厚生労働省が発表した2025年10月時点のデータによると、営業を含む販売・営業分野の有効求人倍率は2.21倍。求職者1人に対し約2件の求人がある計算で、売り手市場といえます。帝国データバンク調査では中小企業を中心に、51.6%の企業が人手不足を実感しています。

こうした状況下の中で、経験者の採用だけにこだわらず、未経験者を育てる前提で採用する動きが強まっています。営業職はその受け皿になりやすい職種だといえるでしょう。

このように、営業職は「求人数の多さ」「未経験者を受け入れる構造」があるため、他業種よりも転職しやすい状況です。

専門スキルより「ポテンシャル」や「人柄」が評価されるから

営業職では、専門スキルや資格よりもポテンシャル人柄が評価されやすいため、未経験からでも転職しやすい職種です。営業は企業の売上を直接生み出す仕事であり、他職種よりも採用ニーズが高く、未経験者を含む求人数が多くなっているからです。

専門スキルは入社後に研修で育成できるとされ、過去の経験よりも以下の3つの力が重視されています。

  • コミュニケーション力:相手の意図を汲み取り信頼関係を築けるか
  • 素直さ:アドバイスを吸収し柔軟に変化できるか
  • 主体性:自ら目標に向かって行動を起こせるか

このように、今後の成長が期待できる人材かどうかが重視されています

教育体制が整っている企業が多く、異業種からでも挑戦しやすい

営業職は教育体制を重視して採用する企業が多く、異業種からでも挑戦しやすい職種です。業界や商材ごとに内容が異なりますが、すべてを座学だけで学ぶのは難しいのが現実です。

入社後すぐに単独で成果を求めるのではなく、先輩社員に同行したり補助的な業務を担当したりしながら、仕事の流れや顧客対応を学ぶケースが一般的です。

未経験者でも実践を重ねながら知識とスキルを習得できる環境が整えられています。

未経験から営業職に転職するなら押さえたい業界・営業タイプの違い

未経験から営業職へ転職する場合は、事前に押さえておきたいポイントがあります。業界選びや企業理解が不十分なまま転職してしまうと「思っていた仕事と違った」「こんなはずじゃなかった」と後悔しやすくなります。

選ぶ業界や営業スタイル、商材によって、働き方や年収は大きく変わります。転職前に押さえておきたいポイントは以下のとおりです。

  • 高収入を狙える業界と職種
  • 法人営業と個人営業の違い
  • 無形商材と有形商材の選択

それぞれ詳しく解説していきます。

高収入を狙える業界と職種

【職種別】平均年収ランキング(上位4職種)

出典:doda|平均年収ランキング(職種・職業別の年収情報)【最新版】

営業職で高収入を目指すなら、業界と職種選びが年収を大きく左右します。成果が給与に反映されやすい業界を選べば、未経験からでも年収アップを狙いやすくなります。

doda最新調査では、営業職の平均年収は約476万円全体の平均年収429万円を上回っています。インセンティブ制度を採用する企業も多く、成果次第では年収1,000万円超えることも十分に可能です。

具体的にどのような業界・職種が高収入を狙いやすいのでしょうか。ここでは、営業職の中でも比較的年収水準が高いとされる代表的な業界を紹介します。

メディカル(MR・医療機器)

医療・医薬品業界は、営業職として高収入が期待できる業界の1つです。特にMR(医薬情報担当者)は平均年収803万円と営業職全体の中でもトップのクラスの水準です。医療系の専門知識が必要とされる点や、業界自体の安定性が高いことが高水準な理由です。

金融

金融業界は、営業職の平均年収が515万円と、メディカル業界に次いで高い水準にあります。高い利益率を維持する企業が多く、専門知識が求められることから、他業種に比べて参入障壁が高い点が特徴です。


扱う商材(金融商品)は高額で、1件あたりの成約によるインセンティブや手数料も大きいため、実力次第で大幅な年収アップを狙えます。

IT・SaaS

IT・SaaS業界は成長が続く分野です。なかでもSaaSは、クラウドを通じてソフトウェアを提供するビジネスモデルで、企業のDX推進を背景に需要が高まっています

ストック型ビジネスが中心のため収益が安定しやすく、成果が評価に直結しやすい点も特徴です。営業職では実力次第で高収入を狙える環境があります。

不動産(売買)

不動産業界は扱う商材が高額なため、契約1件あたりのインセンティブが大きく、年収に直結しやすいのが特徴です。

専門知識のハードルは比較的低く、未経験からでも挑戦しやすい一方で、ノルマやプレッシャーが厳しい側面もあります。高い収入を目指したい意欲のある人に向いている業界です。

法人向けか個人向けか?

営業で転職を考えるときに「法人営業」か「個人か営業」の2種類があり、それぞれ営業スタイルや求められる力、働き方は大きくかわります。

「将来のキャリアの幅を広げたいなら法人営業」「早く成果を出して稼ぎたいなら個人営業」がおすすめです。それぞれの違いを詳しく見ていきましょう。

法人営業とは?

法人営業は、企業を相手に営業活動するスタイルです。相手企業の課題を整理し、「なぜこの提案が必要なのか」を筋道立てて説明する力や、決裁者や関係部署を見極めながら話を進める力が求められます。

こうした力は業界を問わず評価されやすく、キャリアアップを目的とした転職にもつながりやすいのが特徴です。そのため、将来的な市場価値を高めやすい営業スタイルといえます。

個人営業とは?

個人営業は、個人のお客様に商品やサービスを販売する営業です。未経験者向けの求人が非常に多く、高度な専門知識よりも「誠実な対応」が重視されます。

成約までのサイクルが短いため、早く結果を出してインセンティブで稼ぎたい人に向いています。

無形商材か有形商材か?

営業職を選ぶうえで「無形商材」か「有形商材」かも重要な分かれ道です。扱う商材の性質によって難易度・身につくスキル・評価のされ方が大きく変わります。

「営業力そのものを伸ばしたいなら無形商材」「営業未経験でも始めやすいのは有形商材」です。それぞれの違いを詳しく見ていきましょう。

無形商材とは?

無形商材の営業は、ITサービスや人材、保険など、形のないサービスを提案します。目に見える商品がない分、相手の課題を理解し言葉で価値を伝える力が重要になります。

営業の本質的なスキルが鍛えられるため、他業界・他職種へ転職でも評価されやすい点が特徴です。一方で、成果が出るまでに時間がかかるケースもあり、粘り強さが必要になります。

有形商材とは?

有形商材の営業は、不動産、保険、車、住宅設備、通信機器など、目に見える商品を扱う営業です。商品イメージがしやすく、説明もしやすいため、営業未経験者でもスタートしやすい傾向があります。

価格や機能、キャンペーンなどが成果に直結しやすく、成約までのスピードが早いのも特徴です。短期間で実績を積みたい人や、インセンティブで収入を伸ばしたい人には向いています。

「こんなはずじゃ…」転職してから後悔する前に知っておくべき営業職の現実

営業職は転職しやすい一方で、ノルマのプレッシャーや精神的負担、人間関係の難しさといった厳しい現実も知っておく必要があります。

営業は成果が数字で評価される仕事であり、特に新規開拓営業の場合は1日に何十件とアプローチしても成果につながらない日もあります。売上ノルマによる継続的なプレッシャー、断られる前提の活動に直面し「もっと慎重に選べばよかった」と転職を後悔する人も少なくありません

こうした厳しさがある一方で、営業職は努力や工夫が成果につながりやすい仕事です。成果が数字で可視化される分、評価基準が明確です。やりがいや達成感を感じやすい点は営業ならではの魅力といえます。ここからは、営業職ならではのやりがいや評価されやすいポイント、未経験者が面接で武器にできるスキルについて整理して解説します。

営業の仕事で得られるやりがいと評価されやすい点

営業職は厳しさがある一方で、成果が正当に評価されやすい仕事です。契約件数や売上といった成果が数字で明確に表れるため、頑張りが評価に反映されやすい仕組みになっています。

自分の提案によって顧客の問題が解決し、「ありがとう」と感謝された瞬間には、他の職種では得られない大きなやりがいを実感できるでしょう。

面接で未経験者が営業職で武器にできるスキルとは

未経験の場合、営業職の採用では「今すぐ売れるか」よりも「入社後に伸びるか」が重視されます。企業は、過去の職種や営業経験があるかどうかよりも、相手の話を聞く姿勢や課題に向き合う力、学ぶ意欲といったポテンシャルを評価しています。

たとえば、接客業やアルバイトで

  • お客様の要望を聞き、相手の状況に合わせて提案をした経験
  • クレームやトラブルに対して、粘り強く対応した経験

などは、営業職に直結するスキルとして評価されやすいポイントです。

このように、未経験者が面接で評価されるのは、営業経験そのものではなく、意欲やこれまでの経験を具体的に説明できるかどうかです。過去の行動を営業にどう活かせるかの説明が重要になります。

もし営業が合わなかったら?キャリアが詰まない理由

営業職が自分に合わないと感じても、キャリアが行き詰まるわけではありません。営業経験で培われたスキルは、他業種でも高く評価されキャリアチェンジの武器になります。

それでも「このまま続けて大丈夫なのか」「次に活かせる仕事はあるのか」と、将来に不安を感じる人は少なくありません。なぜ営業経験がキャリアの行き止まりにならないのか、その理由をこれから解説します。

営業で得られるスキルは転職市場でも高く評価される

営業職で身につくスキルは、営業以外の職種でも高く評価されます。

営業は、人と関わりながら数字を追い、社内外の調整も行う仕事であるため、汎用性の高いポータブルスキルを身につけやすい職種です。

営業を通じて以下の能力が身につきます。

コミュニケーション能力顧客や社内外の様々な人と関わる中で培われる力は、どの職場でも不可欠です。
課題発見・解決力顧客のニーズを汲み取り、適切な提案で課題を解決する経験は、企画力や論理的思考力の基礎となります。
目標達成へのコミット力ノルマや目標に向けて計画を立て、行動する力は、成果を求める企業にとって魅力的な強みです。
ストレス耐性プレッシャーの中で働く経験は、精神的なタフさや状況に応じた対処法を身につける機会となります。

これらは職種を問わず求められる能力であり、転職市場でも評価されやすいスキルです。

次のキャリアにつながる接点を作りやすい

営業経験は、次のキャリアにつながる接点を作りやすい職種です。営業は人と関わりながら、会社の売上を直接つくる仕事であるため、他職種でも活かせる経験や人脈が自然と蓄積されていきます。

具体的な職種は以下のとおりです。

  • カスタマーサクセス
  • マーケティング
  • 人事・採用
  • 企画

などの職種に活かしやすいとされています。顧客や取引先との関係から、紹介やスカウトといった形で次のキャリアにつながるケースもあります。

このように、営業経験は業務スキルだけでなく人とのつながりも資産となり、次のキャリアへと発展しやすい特徴があります。

【営業は転職しやすいのは事実】早速行動しよう

営業職は、未経験でも転職しやすい職種です。

まとめ
  • 求人数が多く、未経験枠が広い
  • 専門スキルよりポテンシャルや人柄が評価されやすい
  • 研修や同行など教育体制がある企業が多い

迷ったまま何も行動しないでいると、条件の良い求人からなくなっていきます。現状維持を続けるほど、年齢や経験の面で市場価値が下がりやすいのも現実です。

転職活動は、経済的な意味では「ノーリスク・ハイリターン」な行動です。内定が出るまで今の仕事を辞める必要はなく、良い条件が見つからなければ「今の会社に残る」選択もできます。

初めて転職する人や、転職活動に不安を感じている人は、転職エージェントの利用も選択肢に入れてみてください。

おすすめの転職エージェント

今から一歩を踏み出し、あなたのより良い人生の選択につながれば嬉しいです(`・ω・´)ゞ